アクセサリーのお手入れ 黒ずみを綺麗にする方法
アクセサリーのお手入れ方法 黒ずみの磨き方
せっかくのお気に入りのアクセサリーでが変色してしまった。。
久しぶりに着けようと思ったのに。。なんてことはありませんか?こんなにショックなことはありません。
くすんだアクセサリーを着けていたら、運気も下がってしまうかも。
変色したアクセサリーを復活させる方法と、そうならないための保管の仕方についてお伝えします。
- アクセサリーのお手入れ方法 黒ずみの磨き方
- アクセサリーのお手入れ方法は素材ごとに違う
アクセサリーのお手入れ方法は素材ごとに違う
まずはじめに、お手持ちのアクセサリーが何の素材でできているか確認してください。
金・銀・プラチナなどの貴金属なら大抵刻印が入っています。また、ステンレスやゴールドフィルドといった金属にも刻印があります。
何も入っていなければ、そのどれでもない合金(メッキ製品)かその他の金属と言う事になります。
それぞれの刻印の見分け方については、詳しくこちらの記事でまとめていますのでご覧ください。
ゴールド・プラチナのお手入れ方法
ジュエリーショップでは超音波洗浄をサービスしてくれるところもあります。
非常に綺麗になるのでオススメですが、今回は家庭でメンテナンスをする方法をご紹介します。
基本的にプラチナのお手入れも同様です。
金24アクセサリーはキズに注意
金24のアクセサリーは99.9%がゴールドで構成された純金製です。
とても柔らかいので、傷がつきやすい。金属がぶつかる環境は避けましょう。
金はほとんど汗や酸にも強く、変色もしません。柔らかい布かセーム革(鹿革)で優しく拭いてください。
ゴールドアクセサリー 金18 磨き方
金18もほとんど変色はしませんが、長年の着用での使用感はどうしても出てしまうもの。
これも金24と同様に、柔らかい布か、セーム革で拭くことをオススメします。柔らかい歯ブラシで磨くのもOKです。
ゴールドアクセサリー 金14・金10の磨き方
金以外の金属の配合量が多くなってきますので、金18と比べると、変色することがあります。
日々のメンテナンスが必要になってきます。
他の金と同様に、使用後は柔らかい布かセーム革で拭くか、柔らかい歯ブラシで磨きます。
金24や金18よりは表面は硬いですが、研磨剤は使わない方がいいでしょう。強度は高く小キズなどは軽減されます。
どうしても落ちない場合
中性洗剤を使って落とす方法があります。ぬるま湯に中性洗剤(台所の洗剤でOK)を解いてアクセサリーを浸します。
アクセサリーが温かく感じてきたら、柔らかい歯ブラシで優しくこすってください。
ゴシゴシすると小キズの元になり表面が曇ってしまいます。
なかなか綺麗にならなくてもぬるま湯につけてこする、を何回かに分けて行ったら柔らかい布で拭いてください。
熱湯と水のような温度差があると接着面が割れたり、石とれの原因になりますので温度には気をつけてください。
天然石の種類によっては水に弱いものもあります。よく確認してから行ってください。
ホワイトゴールドアクセサリーのお手入れ
ホワイトゴールドのアクセサリーは、パラジウムコーティングがしてあるものがほとんどです。
コーティングされている以上、余る頻繁に磨くと剥がれて中の金の黄色味がうっすら表面に出てきてしまうので気をつけましょう。
ゴールドアクセサリーの保管方法
もともと金はとても柔らかい金属。
そのために小キズが付きやすいので落としたり、他のアクセサリーとぶつかってしまうような状態での保管は避けましょう。
できれば重ならないようにしまうのがベストです。
シルバーの磨き方とお手入れ方法
銀の一番のお手入れ方法は、実は身に付けること。
頻繁に身に付けることで肌と擦れ、自然と磨かれて行きます。そうすることで深みが増し、持ち主の使い方によって風合いが変わるのも魅力です。
ずっとしまっておいたお気に入りのシルバーアクセサリーが、つけようと思ったら真っ黒に。これはつけていなかったから。大事にしまわずにどんどんつけた方がシルバーにとってはいいのですが・・・。
では、黒ずんだシルバーアクセサリーの磨き方を紹介します。
銀はなぜ変色するのか?
シルバー925には、銀以外の金属が含まれています。
銀が黒く変色してしまうのは、硫化と言って空気中にある微量な硫黄の成分が銀以外の金属と反応し、黒っぽく変化してしまうのです。
コーティングの製品化どうか確認
まず、お持ちの商品にコーティングがなされているか確認します。
ピンクゴールドやイエローゴールドなのに、刻印がSV925だったらコーティング製品です。
シルバーカラーでも要注意です。審美目的と変色防止のためにロジウムコーティングがされています。
これはシルバーアクセサリーに精通した人なら見分けがつくのですが、一般の方では見分けがつかないでしょう。
購入時に素材を確認しておくのがスマート
さらに残念ですが、コーティングの有無は刻印には記されていないことがほとんどです。
CRG(ロジウムコーティング)の表記が入っていれば完璧ですが、購入時に店舗で素材とコーティングの有無を聞いておくのが無難です。
購入時に、「このアクセサリーのお手入れの仕方を教えてください」と聞けば、コーティングや素材に合ったお手入れ法を教えてくれるでしょう。
自己判断の目安としては、真っ黒にならずに、ツヤがなくなったような、灰色がかった状態であったならロジウムコーティングの可能性が高いです。
ロジウムコーティングのアクセサリーは磨き方に注意
真っ黒に変色していないのであれば、金製品のお手入れ同様に柔らかい布で拭くか、ぬるま湯に中性洗剤をといて優しくこすってください。
判断に迷ったら研磨剤が入ったものは使わないようにします。コーティングがハゲてしまします。
シルバー925のアクセサリーの磨き方
もともとはシルバーで、明らかに黒く変色しているコーティングもないアクセサリーの場合、SV製品専用のシルバークリームが使えます。
細かい研磨剤が入ったクリームや、シルバークロスで磨いてください。
細かい装飾がある部分は柔らかいブラシにクリームを少量つけて優しくこすります。
天然石が付いている場合は石の部分を避けて丁寧に磨いてください。
家庭にあるもので代用するなら、重曹や歯磨き粉で磨いても綺麗になります。
シルバーチェーンを洗浄する方法
チェーンは鎖の内側まで手で磨くのが難しくなかなかキレイになりませんよね。
ぬるま湯に重曹を溶かし、浸けてから磨くことである程度キレイになります。
それでも戻らない場合は、液体洗浄剤を使います。
『SPEEDEP』や『シルバー液体洗浄』などの名称で、簡単に手に入ります。
液体クリーナーで洗浄する際の注意
これは、浸け置きではないので注意してください。
10秒ほど浸したら液から引き上げ水洗いする。
これを綺麗になるまで繰り返します。綺麗になったら、水気を良く拭いた後、研磨剤入りのシルバークロスで磨いてツヤを出します。
ただし、注意点としては、この液体洗浄剤はかなり強いです。
天然石のアクセサリーの磨き方に注意
天然石は浸けないようにして下さい。ツヤが失われてしまいます。
液体の成分が金属表面をごく微量に荒らしてしまうので、一度液体洗浄を使ったら、黒くなる周期が早まってしまうのです。またすぐ液体洗浄する羽目になります。
液体洗浄自体は慣れれば5分ほどでできますし大した手間ではありませんが、液体を使う前に良く考えてみてください。
ちなみに筆者の場合は液体は最終手段の感覚です。
シルバーアクセサリーの保管方法
シルバーは空気と汗に弱いので、なるべく密封性の高い容器に入れる、もしくはジップが付いたビニール袋に入れて保管してください。
可愛いからディスプレイのように飾って収納はアウトです。
銀製品を長く綺麗に保つには使ったら柔らかい布で汗を拭いてしまうか、いつも身につけて愛用することが一番のお手入れです。
ゴールドフィルドのお手入れ方法
ゴールドフィルドの磨き方
GDFの表記があればゴールドフィルド製品です。これは金と同様のお手入れをします。ゴールドフィルドは全重量の5%のメッキを施されたアクセサリー。通常のコーティングよりも分厚くメッキされています。ただしコーティング商品には代わりはないので、強くこすったり研磨剤が入ったクロスも使わない方がいいでしょう。
ゴールドフィルド保管方法
これは、シルバー製品と同様に密封性の高い容器に入れることをオススメします。
コーティングのアクセサリーは繊細なものが多いので、磨く際に曲がったりしかねません。
なるべく変色しないような保管の仕方で長持ちさせましょう。
コーティングアクセサリー(メッキ製品)お手入れ方法
GDPの刻印や刻印がそもそもないもの。
安価に購入できますが、ゴールドフィルドのアクセサリーよりもコーティングが剥がれやすく、変色しやすいのが欠点です。
コーティングアクセサリーの磨き方
強くこするとコーティングが剥がれてしまうので慎重に磨きます。柔らかい布やファイバークロスを使って優しく磨いてください。
コーティングアクセサリー(メッキ製品)保管方法
汗に弱いので、外したら柔らかい布で拭いて乾燥させたら密封性のある容器にしまってください。
特にピンクゴールドカラーのコーティングアクセサリーはすぐ変色してしまいます。
ステインレスのお手入れ方法
ステンレスは錆びないのがいいところです。
しかし、長年の使用で皮脂汚れがこびりつき、ステンレス本来の美しさでもある輝きが損なわれてしまうことがあります。
ファイバークロスで皮脂よごれを拭いとるか、最近はステンレスアクセサリー専用のお手入れクロスも販売されています。
磨きやすいように織り目が工夫されていてステンレス磨きに適しているようです。洗って何度でも使えるのでオススメです。
アクセサリーのお手入れ 素材別まとめ
アクセサリーが変色した際の磨き方やお手入れも大事なのですが、長持ちさせるためには保管方法も重要になります。
インテリアの一部のように飾って魅せる収納もとても素敵なのですが、アクセサリーの寿命を縮めてしまうことに繋がってしまいます。
特に、湿度が高い梅雨時などは、あっという間に変色してしまいます。
お手入れ方法と保管方法どちらも大事ですので、この機会にご自宅のアクセサリーボックスを見直してみてはいかがでしょうか?