西洋占星術で性格診断 気質をタイプ分けする方法
西洋占星術で性格診断 気質をタイプ分けする方法
西洋占星術では、運命を見たり相性をみるだけでなく、性格診断や気質判断にも有効です。
12個の星座を2・3・4つの分類に区別する方法があり、このタイプ分けの方法を知ると占星術がもっともっと楽しくなってきます。
それでは、見てみましょう。
- 西洋占星術で性格診断 気質をタイプ分けする方法
- 西洋占星術の基礎 分類の仕方
- 占星術の読み方 ■2区分 ポラリティ 陰陽(男性・女性)
- 占星術の読み方 ■3区分 クォリティ
- 占星術の読み方 ■4区分 四大元素 エレメンツ
- 占星術で性格診断する方法 気質タイプ分け まとめ
西洋占星術の基礎 分類の仕方
ホロスコープを分割して分類する基礎となる部分です。
一つずつ見ていきましょう。
占星術の読み方 ■2区分 ポラリティ 陰陽(男性・女性)
12星座を2つの区分で分ける方法
おひつじ座を始まりとして、男性・女性・男性・女性...と交互に続く。
奇数の順番にくる星座が男性星座で、偶数の順番で回ってくるのが女性星座となります。
男性星座 おひつじ・ふたご・しし・てんびん・いて・みずがめ
男性星座とは、文字どおり男性的な性質を表す。意識は常に外向きに向かいます。
行動のタイプは能動的。積極的な動き方をします。
また、火のエレメントと風のエレメントがあてられています。
女性星座 おうし・かに・おとめ・さそり・やぎ・うお
女性星座とは、文字どおり女性的な性質を表し、意識が内向きに向かいます。
行動のタイプは受動的。受け身の動き方をします。
また、地のエレメントと水のエレメントがあてられています。
占星術の読み方 ■3区分 クォリティ
- 活動サイン
- 不動サイン(固定サインとも)
- 柔軟サイン
サインとは12星座のことです。この12星座を3つの区分に分ける方法。
これは占星術を習った方でなければ、初めて聞くのではないでしょうか?
3区分と後述の4区分の組み合わせで気質がより鮮明になってきます。
サインとは星座の種類のこと。
サインの代わりに活動宮(きゅう)・不動宮・柔軟宮と呼ぶこともあります。
活動サイン(Cardinal カーディナル)
牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
活動サインは積極的で勢いがあります。
活動サインは季節の始まりに位置しており、季節が始まる新鮮さとエネルギーがあります。
サインごとの特性に対し能動的に動き、変化を起こしていきます。
牡羊座と天秤座は外向きな情熱を表し、蟹座・山羊座は内向きに情熱を表していきます。
不動サイン(Fixed フィックス)
雄牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
不動サインとは、変化を好まず安定を好むサインです。
季節の中頃に位置し、その季節の全盛期。充実感があります。
粘り強く最後までやり通す気質でしょう。
そのサインの特性により信念を貫く方向性が分かれます。
雄牛座・蠍座は内向きな信念を、獅子座・水瓶座は外向きに信念を貫きます。
柔軟サイン(Mutable ミュータブル)
双子座・乙女座・射手座・魚座
柔軟サインとは文字通り柔軟な対応ができるサイン。
季節の終盤に差し掛かるこのサインは、次の季節への移ろいやすさにも適度に順応できます。その変化を楽しむことができます。
そのサインの特性ごとに内向的か外交的かに分かれ、双子座・射手座は外交的に柔軟性をみせ、乙女座・魚座は内的に柔軟であると言えます。
占星術の読み方 ■4区分 四大元素 エレメンツ
- 火のエレメンツ
- 地のエレメンツ
- 風のエレメンツ
- 水のエレメンツ
これは聞いたことがあるかたも多いのではないでしょうか?
エレメンツと言って星座を4つの自然界の分類に分ける方法です。
古代ギリシャの哲学の世界でも、自然界はこの四大元素(エレメント)でできていると考えられていました。
火のエレメンツ
雄羊座・獅子座・射手座
火のエレメンツとは、情熱的で直感を大切にします。
考えるよりまず行動するタイプ。まさに行動に火を付ける着火ポイントの役割をになう人が多いと言えます。
最初の衝動を大切にします。自己主張が強く、独立性や自主性を好みます。
創造することに対して意欲が高い。
時に、後先考えず突発的に行動してしまうこともあり、現実味にかけることも。
地のエレメンツ
牡牛座・乙女座・山羊座
現実的で計画的な行動 堅実で地道な積み重ねを得意とします。
努力家タイプなので、縁の下の力持ちで能力を発揮します。
物質的価値を大切にし、形にすることを好みます。
実生活を安定させることや理想を実現させることに重きを置きます。
感覚的にふわふわとした夢見心地なことは、理解できないかもしれません。
風のエレメンツ
双子座・天秤座・水瓶座
頭の回転が早く情報に敏感、収集にも長けています。
コミュニケーションが得意で人間関係をうまくこなす能力に長けています。
クールさを持ちあわせているので、人付き合いに飲まれることはありません。
バランス感覚が良く、世渡り上手。柔軟性があり、客観的に物事を分析できます。
知的理解能力が高く判断は早い。
一つのところに止まることなく興味が流れていきますので、冷たい人と思われることも。
水のエレメンツ
蟹座・蠍座・魚座
感性が強く、理性よりも情緒や雰囲気を重んじます。
心の動きに敏感で感情豊か。繊細で人の気持ちに寄り添う優しい性格です。
自分と他者の心がシンクロして溶け合って行くような感覚を持っているような。
その分、傷つきやすい性質も持ち合わせています。
占星術 早見表
各区分を組み合わせると以下の表のようになります。
2区分 | 3区分 | 4区分 | |
---|---|---|---|
牡羊座 | 男性性 | 活動宮 | 火 |
牡牛座 | 女性性 | 不動宮 | 地 |
双子座 | 男性性 | 柔軟宮 | 風 |
蟹座 | 女性性 | 活動宮 | 水 |
獅子座 | 男性性 | 不動宮 | 火 |
乙女座 | 女性性 | 柔軟宮 | 地 |
天秤座 | 男性性 | 活動宮 | 風 |
蠍座 | 女性性 | 不動宮 | 水 |
射手座 | 男性性 | 柔軟宮 | 火 |
山羊座 | 女性性 | 活動宮 | 地 |
水瓶座 | 男性性 | 不動宮 | 風 |
魚座 | 女性性 | 柔軟宮 | 水 |
占星術で性格診断する方法 気質タイプ分け まとめ
基本的に星座の性質というのは、この2区分・3区分・4区分で分かれており、その組み合わせで成り立っています。
これは12サインを一つの輪にした時に正三角形、あるいは正四角形を重ねた時にできる頂点のサインが同じグループになり、ピタゴラスの定義とも通じるものがあります。
この2区分×3区分×4区分=12星座それぞれのサインの個性となります。
例えばざっくりとまとめて言うならば、おひつじ座であれば
『男性的で火のエレメンツの要素をもち、活動宮なので活動的である性質をもつ星座である』
ということになります。
この組み合わせの成り立ちが、星座の性質を知る上で非常に大きな根幹となっています。
12星座はきちんとした法則があると言うことですね。